スポーツベットの世界では、これまでに多くの人々の印象に残るベットが生まれてきました。

一攫千金が誕生した裏側では、様々なドラマが重なっています。

この記事では、そんな印象に残るスポーツベットの実話2選をピックアップしていきます。

自陣からのゴールにベット！

ブックメーカーでは、様々なベットを受け付けています。

2006年、FAカップ第3戦でリバプールがルートンタウンと対戦したときのこと。

この試合自体は5-3でリバプールが勝利したのですが、注目したいのは試合結果ではなく、とあるプレイヤーが行ったベットの内容です。

エイドリアン・ヘイワードというプレイヤーは、前の年に当時リバプールに所属していたシャビ・アロンソが自陣から得点する夢を見たという理由で、ブックメーカーを訪れアロンソが自陣からゴールを決めることに200ポンド（約3万円）を賭けました。

ブックメーカーは、シーズンが終わる前にアロンソが自陣からゴールを決めることに125倍のオッズを与えていたのです。

そして、リバプールVSルートンタウンにて、シャビ・アロンソはフィールドの反対側がオープンゴールなのを目に留め、右足を振りぬきました。

60ヤード強（約55m）から飛んだボールは見事ゴールに吸い込まれ、リバプールの勝利を助けたのと同時に、リバプールファンのベットを助ける結果となったのです。

このゴールで、エイドリアンは25,000ポンド（378万円）もの勝利金を獲得しました。

このように、いろいろな種類のオッズを提供しているのは、スポーツベットの非常に面白いところでしょう。

奇跡の同点劇で1,000倍のオッズをゲット！

2010年アフリカ・ネイションズカップの話です。

マリVSアンゴラの試合が行われていたのですが、残り時間25分、アンゴラが4点リードとマリは絶望的な状況でした。

既にアンゴラのファンはお祝いムード、しかし、ある一人の男性は全く別の考えを思案していました。

その男性は、残り25分4点ビハインドの中から、なんとマリが同点に追いつくことに賭けたのです。

通常であれば考えられない展開ですが、なんとマリは、その後79分、88分、89分、ロスタイムと4連続得点し、見事同点に追いつきました。

アンゴラファンはまさかの事態に文字通り唖然、そして、ベットを行った男性はその神がかった賭けの配当を受け取りました。

その額は、なんと5,000ポンド（約75万円）！

ものの2、30分で5ドルが1,000倍になって返ってきたのでした。